真っ白な作業着を着用した青年が、ピースサインとともに笑顔を向けた。 ここは2012年にオープンした、福祉事業所のチョコレート工房「ショコラボ」である。 チョコレート工房の窓に描かれたイラストは、障がいを持つスタッフたちが書いている。 この工房では、知的障がい、精神障がい、身体障がいを持つ人たちが働いている。ショコラボのチョコレートは大手百貨店や有名ホテルで販売され、雑誌『おとなの週末』では、「ホワイトデーギフト・ベスト10」の中で第2位を獲得。それらのチョコレートを、障がい者と健常者が力を合わせて作っているのだ。 ショコラボの人気商品たち。 福祉だからではなく、美味しいから売れているショコラボのチョコレート。この会社の発起人は、経営者の伊藤紀幸さん、そして妻の祥子さんだ。 なぜ、ふたりは福祉事業所としては全国初となる「チョコレート工房」をつくることになったのか。障がい者の“働く場所”に人生
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