ときどき児童書というか、児童文学を読みたくなる。 とはいっても「子ども向けに書きました!」というような本(学校を舞台に子供が活躍する、みたいな)ではないもの。 対象年齢でいえば、小学校高学年や中学生向けの本になるのだろうか。中学生向けに書かれた本なんかに需要があるのかしらと思わなくもないが、私のような「子供むけの本を読みたい大人」が一定数いるのかもしれない。中学生にもなれば、大人が「子ども向け」とラべリングした本ではなく、各々の好みに合わせたジャンル小説なり文学なりを読むだろう。ラノベもあるし。 幸いなことに、近所の図書館には私の需要に合うような本が「子ども向けコーナー」とは別に「児童書コーナー」としてまとまっている。そのような棚から見つけた一冊を読んだ。 ジョン・メイスフィールド『ニワトリ号一番のり』。 福音館古典童話シリーズ。このシリーズ、デザインも「いかにも」といった感じで好き。 そ