ヘリコプターマネー 井上智洋 日本経済新聞出版社 ヘリコプターマネーは政府や中央銀行の様な公的機関が空からヘリコプターでお金 を降らせるかのように貨幣を市中に供給することを意味する究極の景気浮揚策である。 本書はお金を増やすと景気が良くなるのは何故かを解き明かし長期的なデフレ不況に 対しても有効であることを示す超入門書。 この失われた 20 年間のお金の増えていく割合が少な過ぎ、その割合はバブルの崩壊 以前は 7~13%が崩壊以降は現在に至るまで 2%前後で低位安定、日銀から供給する お金は民間銀行に滞留しそこから世の中全般に行き渡っていなかった、世の中に出回 るお金を 「マネーストック」 というがこれが増え続けないと経済は十分持続的に活性化 されない、最も確実にマネーストックを増大させられる政策が 「ヘリコプターマネー」 で 米国のノーベル賞受賞経済学博士ミルトン・フリードマンの思考実験