立憲民主党と国民民主党はなぜ政策一致できなかったのか。今後、合流・分党はどこに向かうのか。 読み解くには政界全体の見取り図が必要だ。以下の2つの軸で整理してみた。 X軸: 「現実」志向(実行や提案に軸足)←→「理想」志向(悪くいえば、批判ばかり) Y軸: 「国民一般」へのアピール重視←→「支持団体」重視 「保守」「リベラル」の区分は敢えて用いていない。これは、概念そのものが政治信条次第で、混乱しやすいからだ(例えば、立憲民主党は「リベラル」と捉えられがちだが、枝野代表は自らを「保守」と称する)。 立憲民主党と国民民主党は、X軸(現実-理想)でのポジションの違いは明らかだった。前者は「政権批判」に力を注ぐ傾向が強く、後者は(党所属議員すべてかどうかは別として)、「提案型野党」としての活動を重んじてきた。 今回の合流協議で憲法につき政策一致できなかったとされるが、従来から立憲民主は「安倍内閣で