1978年『スターウォーズ』公開の夏、ぼくたちは8ミリ映画作りに夢中だった。 『スターウォーズ』(1977)は世界中でSFX映画ブームを巻き起こし、熱狂した映画ファンの中には、8ミリ自主映画で特撮にチャレンジする者も現れました。本作は映画作りに情熱を燃やす若者たちを描く70年代青春グラフィティです。 8ミリ自主映画出身の小中和哉監督の自伝的青春映画 私=小中和哉は小学生の頃から兄・千昭(現在脚本家)と共に8ミリ映画を作り初め、『星空のむこうの国』(1985)で商業映画デビューし、テレビシリーズ「ウルトラマンダイナ」、「ウルトラマンネクサス」、映画『ULTRAMAN』など平成ウルトラシリーズや近年ではテレビドラマ「いいね!光源氏くん」などの映像作品の監督をしてきました。 8ミリ映画を作っていた頃のことを映画にしたい!という想いをずっと前から持っていたのですが、コロナの自粛期間に脚本を書き、さ