さまざまなメディアで報道されているように、トヨタの2024年3月期の決算(国際会計基準)は、桁外れに素晴らしいものだった。本業の儲けを示す営業利益は、5兆3529億円。日本企業で初めて5兆円を超えた。売上高にあたる営業収益(45兆0953億円)も営業利益も日本企業として最高だった。 営業利益率は11.9%。前年度が7.3%(この数字も悪いものではない)を大きく改善している。国内メーカーで利益率2番手のスバル(9.6%)と比べても11.9%の凄さがわかる。トヨタは直近でもっとも高かった2015年度でも10.0%だった。 好業績を支えたのが、利益率の高いHEV。24年3月期のHEVの販売台数は前期比で87万台増えて約359万台だった。また、為替の影響(円安)も業績に好影響を与えた。 HEVについて、佐藤社長は「豊田(章男・現会長)が社長時代からずっと信念を持って、5年前に”BEV遅れてるぞ”と
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