ベラルーシが話題になっている。ロシアの西、ウクライナの北側に位置し、それら二国とともに東スラヴ三国を形成するベラルーシは緑に包まれた美しい国だ。一方で日本での知名度は低く、特にどこに位置しているのかなどといったことはあまり広く知られていないのが現状である。 (↑首都ミンスク郊外の国立図書館屋上から 街のすぐそこまで深い森が迫る) なぜ今ベラルーシの名が知れ渡ることになったのか、それは残念なことにあまり良い理由によるものではない。Twitterのタイムラインを見れば「独裁者」の名が踊り、加熱するデモ活動の映像が流れてくる。そう、「緑の国」という美しい愛称のほかに「ヨーロッパ最後の独裁国家」という非常に不名誉な呼ばれ方を(主に西側諸国から)されるのがベラルーシなのだ。 アレクサンドル・ルカシェンコ。ソ連崩壊から3年ほどで見事大統領に当選、その後あらゆる手を使い憲法改正、不正な選挙を行うなどとし