都内の割に安くて、その代わりお風呂のついてない物件を借りる。 そして近所のスポーツジムの会員になって、毎日ジムの広いお風呂につかる……。 そんなライフスタイルに、結構な憧れがあった。 今借りてる物件のお風呂は、トイレ・洗面台がセットになった三点ユニット。 慣れるとこういうお風呂でもまぁ入れるけど、リラックス具合ではどうしても不満が残る。 三点ユニットは面積的に余裕のない物件につけられるタイプのお風呂だから、当然狭くて膝を曲げに曲げないと入れない。 なにより、隣に便器が置いてあるんだぞ……。 お風呂は、広ければ広いほどいい。 身体中の間接という間接を伸ばして、お湯の浮遊感に任せてしまうのがいい。 そうなると素晴らしいのはやっぱり銭湯だが…… 個人的な好みとワガママになってしまうが、昔ながらの銭湯は古ぼけていて、不衛生に見えてしまうせいで(もちろん実際には、きちんと管理されて衛生に保たれている