きっと今日はこれから授業の予習等に追われてあんまり日記のネタになりそうなことできなそうだから、朝方読み終わった本の感想を。 この前の記事で紹介してたやつです。著者の岡本さんはOECD・文化庁・文部科学省を経て二〇〇六年より政策研究大学院大学教授という経歴。 本書の趣旨は、とにかく「ロジカルに行こう」ということに尽きると思います。議論の前提になるものが共有されていないから、日本の教育論議は変な方向に行ってるよ!という主張が何度も何度も手を替え品を替え展開されています。特に面白かったものを列挙。 既に述べたように、日本の学校教育は極めて平等主義的な発想で発展してきたが、明治五(一八七二)年に公布された「学制」の中にある「すべての村に不学の家なく、すべての家に不学の人なし」という趣旨の目標は、国際的にも知られている。 しかし最近は、日本が伝統としてきた「結果平等主義」を「悪」とする主張が流行して