インドの通貨ルピーが今年ドルに対して 18%も下落し、史上最低値をつけていることを お伝えした。 経済の不振、インフレの進行といろいろあるが、 主因は、貿易赤字、経常赤字の拡大にある。 「通貨ルピー安に泣くインド 2011-12-1」 http://uccih.exblog.jp/15039062/ ルピーの下落は、インドの多くの企業に悪影響を 与えている。 一番困っているのはインドの航空産業である。 インドの航空産業は、競争が激しい上に、 ここに来ての燃油の値上がりである。 これにルピー安という追い討ちが加わると、 多くのエアラインの赤字が広がっている。 インドの航空会社と言えば、自由化前夜の1992年までは、 国営の「エアー・インディア」と「インディアン・エアウェイズ」 (07年にエアー・インディアと合併)の2社のみだった。 93年の自由化後、民間航空が8社ほど参入してきた。 2010