社会保障の正確な理解についての1つのケーススタディ〜 社会保障制度の“世代間栺差”に関する論点 〜 のスライド内容に問題があるとは思えない。 ところがニュースの社会科学的裏側で非難されている。 厚労省の公的年金負担の世代間格差に関する主張のバカさ加減について 「意味不明で全く理解できなかった。一橋大学経済研究所の小黒一正氏が真面目に検証しているが、ぱっと見からしておかしすぎる。」 とりあえず目に付くところだけ書く。 【問題点2】割引率の問題? 利回りで割り引くのが不当だとしている。しかし、割引率は公的保険料を払わずに独自に貯蓄を行った場合の期待収益率をあらわすので、利回り以外で評価のしようがない。 スライドp.25を見てほしい。 現役時代の20 代、30 代、40 代、50 代の4 つの期間に保険料を10 ずつ支払い、受給開始後、60 代、70 代の2 つの 期間に20 ずつの年金を受給す