TOYO TIRE株式会社(本社:兵庫県伊丹市、社長:清水隆史)は、国立大学法人富山大学(所在地:富山市、学長:齋藤滋)との共同研究において、二酸化炭素から高収率でブタジエンへ変換する触媒を開発し、タイヤの主原料であるブタジエンゴムの合成に成功しましたのでお知らせいたします。 自動車タイヤの原材料はタイヤの品種によって割合は異なりますが、天然ゴム以外の約4割を占める合成ゴムのうち、石油由来原料であるブタジエン系ゴム(SBR、BR)はその約3割を占めています。こうした背景から、タイヤ業界では石油以外の天然由来の代替原料(資源)によってブタジエンゴムの実現と活用を模索する動きが活発化し始めています。 富山大学は、温室効果ガスの一つである二酸化炭素の再資源化を目的とした高性能触媒の開発を通じて、積極的かつ革新的に脱炭素社会づくりへの貢献に取り組んでいます。 当社は、タイヤ材料の主成分として多用す