ヤマザキマリさんと中野信子さんの対談集、 『生贄探し~暴走する脳』(講談社+α新書) を読んでいたら、 「持衰(じさい)」 という言葉が出て来ました。(127ページ) なんでも『魏志倭人伝』に出て来る言葉で、意味は、 「船に乗り込ませて、時化の時に生贄にするための存在」 だそうです。初めて知った言葉です。こわっ。 へえーと思って、一旦途中で読むのを中断し、別の漫画雑誌(ビッグコミック・オリジナル)で、 『卑弥呼』(リチャード・クー:作、中村真理子:画) という漫画を読んでいたら、なんとこちらにも、漢字は違いますが、 「持斎(じさい)」 という言葉が出て来たのです!そこには、 「持斎とは、舟乗り全員の運命(さだめ)を背負う役だ。舟が災難に見舞われたり、舟乗りの誰かに不幸が降りかかれば、持斎は身代わりに命を差し出さねばならない。」 と説明されていました これって偶然!? 「同じ日の同じ時間の続