薬剤耐性（AMR）対策について
抗菌薬の不適切な使用を背景として、薬剤耐性菌が世界的に増加する一方、新たな抗菌薬の開発は減少傾向にあり、国際社会でも大きな課題となっています。 2015年5月の世界保健総会では、薬剤耐性（AMR）に関するグローバル・アクション・プランが採択され、加盟各国は2年以内に薬剤耐性に関する国家行動計画を策定することを求められました。 これを受け、厚生労働省において、薬剤耐性対策に関する包括的な取組について議論するとともに、「国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議」のもとに、「薬剤耐性に関する検討調整会議」を設置、関係省庁とも議論及び調整を行い、2016年4月5日、同関係閣僚会議において、我が国として初めてのアクションプランが決定されました。 今後、「適切な薬剤」を 「必要な場合に限り」、 「適切な量と期間」使用することを徹底するための国民運動を展開するなど、 本アクションプランに基づき関係省庁と
先見の暗：悲報 ピブメシリナム（メリシン）販売中止 : 今にも落ちて来そうな空の下で
November 06, 201316:06 カテゴリお知らせなど 先見の暗：悲報 ピブメシリナム（メリシン）販売中止 ピブメシリナムという抗菌薬があります。米国では販売されていませんが，欧州では使われているそうで，IDSA（米国感染症学会）と欧州微生物感染症学会による尿路感染症のガイドラインでは単純性膀胱炎の治療薬として推奨されています。Gupta K, Hooton TM, Naber KG, et al. International clinical practice guidelines for the treatment of acute uncomplicated cystitis and pyelonephritis in women: A 2010 update by the Infectious Diseases Society of America and the Eu
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