いつもは低木や草むらなどに潜み、3m程度の距離まで近づくと襲いかかる「待ち伏せ型」。活動時間は日が昇って沈むまで。羽化後の成虫期間は14~40日間程度で、5日~1週間に1回程度、吸血する。気温が高くなると、一生の間に吸血する回数が増えるという研究もある──。 これが今、日本中をパニックに陥れているデング熱を媒介するヒトスジシマカの生態だ。だいたい気温が下がる10月下旬あたりから活動が鈍くなり、11月下旬頃に活動を終えるとされている。 しかしその直前である秋に、ヒトスジシマカが“凶悪蚊”に変身するという。蚊の専門家で、害虫防除技術研究所の白井良和氏が言う。 「実は9月から10月上旬のヒトスジシマカは、越冬卵を産むために、がんばって吸血しようとするんです。普段は草むらなどに潜んで、人間が近寄ってくるのを待つだけなんですが、経験的に、ちょうど今ぐらいの季節から、車や部屋の中まで入ってくるなど、執
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く