【梅毒の発生状況について】 日本では1948年から梅毒の発生について報告の制度*がありますが、報告数は、年間に約11,000人が報告された1967年以降、減少傾向にあります。*1999年に制度の変更がありました。 近年では2013年に1,228例、2014年に1,671例、2015年に2,697例の報告があり、報告数が増加傾向にあり、引き続き注意が必要です。 <参考> IASR 2015年2月 http://www0.nih.go.jp/niid/idsc/iasr/36/420j.pdf Q1 梅毒とはどのような病気ですか? A1 梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。原因は梅毒トレポネーマという病原菌で、病名は症状にみられる赤い発疹が楊梅(ヤマモモ)に似ていることに由来します。感染すると全身に様々な症状が出ます。 早期の薬物治療で完治が可