教育や医療の生産性の上昇は低い。生活に占めるそれらの出費のシェアは伸び続けるだろう。ではどんな未来が待っているだろう?正しく理解すれば恐るるに足らずと主張する本がこちらだ。 "The Cost Disease: Why Computers Get Cheaper and Health Care Doesn't", by William J. Baumol, Monte Malach, Ariel Pablos-Mendez, Lillian Gomory Wu, David de Ferranti, Hilary Tabish 議論をまとめるとこうなる; ・経済は生産性が伸びる"進展"部門と、そうでない"停滞"部門とに分かれる。 ・"停滞"部門の製品は"進展"部門の製品に比して高額になっていく。 ・とはいえ社会全体にとっては"停滞"部門の製品を消費することは常に可能;生産性の上昇は購買力を