もし職場で自由に席を選べるとしたら、みなさんはどの位置を希望するだろうか? 「後ろが壁じゃないと落ち着かない」「できるだけ端っこがいい」など、それぞれ好みがあるだろう。 新しい研究では、ある席に座ると、部屋の中央の席に比べて注意力が2倍にアップすることが判明した。その席とは窓際の席である。ほかにも窓際のメリットは多く、明るい光を浴びることで規則正しい睡眠や気分、生産性にまで影響を与えるのだという。 ・光を浴びることで「幸せ物質」が分泌する こういったメリットが得られるのは、光を浴びることで幸せ物質「セロトニン」の分泌が増加するためだ。オックスフォード大学の神経科学者ラッセル・フォスター教授によると、われわれの家や職場の多くは、体内時計を整えたり、注意力を最大限に発揮したりするには明るさが不十分とのことである。 平均的な人が光の恩恵を受けるには1000ルクスの明るさが必要だと同教授は言う。よ