大前提としてガルパンは良いんだけど 『この世界の片隅に』で溢れた感想たちの熱量を見たとき改めて「はいいぞ」と4文字で片付けてしまう感想の暴力性を感じた。 もちろん後者は題材的にも内容的にも言葉を尽くしたくなる映画というのが分かるのだが 多分ガルパンはもっと言葉を尽くせたのではないだろうか。 「はいいぞ」という言葉を知ってしまったために、「俺もそれを呟きたい」という気持ちが「深い考察」を奪っていったのではないか。 「○○はいいぞ」宣伝はある一定の効果を持っているのは分かっている。 ガルパンだけに効果が表れた言葉ではない。 しかしその言葉にいくら宣伝効果があろうと、「○○はいいぞ」という言葉だけで本当に片付けられる作品なのか?と突っ込みたくなるのだ。 一般人が映画批評家になるこの時代に、そんな短絡的な感想は勿体ないと思うのだ。 まぁ感想は人それぞれのもので、みなと同じ言葉を呟きたいというのも許