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  • 有機化学系ツイッターbot : 有機化学美術館・分館

    9月21 有機化学系ツイッターbot カテゴリ:雑記 ツイッターには「bot」と呼ばれるものがあります。要するに、自動的にツイートを流すシステムのことで、一定の時間ごとにツイートするタイプが多いかと思います。過去の偉人の名言をつぶやくもの、有用な情報を流してくれるものから、誰が何を目的として作ったのか謎すぎるもの(例)まで、さまざまなbotがツイッター上で活躍(?)しています。 で、最近では化学系のbotもずいぶん増えているようです。高校生対象のもの、元素を紹介するものなどいろいろですが、今回は有機化学系のbotで目についたものをいくつか紹介しましょう。 ・有機化学bot(@yukikagaku_bot) 有機化学bot@yukikagaku_botある化合物が芳香族であるためには、環状で平面であり、連続したπ電子雲を持ってなければならない。またπ電子雲は奇数組のπ電子対を含んでいなければ

    有機化学系ツイッターbot : 有機化学美術館・分館
  • h-index : 有機化学美術館・分館

    4月4 h-index 最近は、仕事でいろいろな先生方の業績を調べる機会が多くあります。研究者の評価の指標にはいろいろな種類があるわけですが、やはり論文をよいジャーナルに載せること、またそれがどのくらい他研究者に引用されているかは重要な指標になります。 よく知られているのはインパクトファクター(IF)で、あるジャーナルに載った論文が、平均何回くらい引用されたかを示す数値です。ただしこれはその雑誌に対する評価であり、ある論文の評価、研究者の評価を示すものではありません。IFの高い雑誌に載った論文=よい論文、載せた研究者=優れた研究者、と単純には直結しないわけです。 ある研究者の評価として、論文の引用回数の総計は重要な指標になりえます。しかしやってみればわかりますが、正確な総引用回数を出すのは非常に大変です。論文に名前が載る際には「K. Sato」などとイニシャルだけのジャーナルが多いので、

    h-index : 有機化学美術館・分館
  • 保護基をめぐる恐怖譚 : 有機化学美術館・分館

    2月19 保護基をめぐる恐怖譚 今回はちょっと趣向を変えて小咄、というか有機合成の専門家なら身の毛もよだつような恐ろしい話。以前どこかで見かけたものを、筆者がちょっと脚色したものです。 ================ 有機合成化学における最大の悪夢のひとつは、全合成の最終段階近くまで来て保護基が外れないという事態だろう。よくあるケースだが、ただこれだけのことで今までの営々とした苦労が全て水の泡になるのだからたまらない。さまざまな条件を検討し、必死の苦労を重ねてもダメな時はダメだからこの世界は厳しい。 ベンジル基という保護基がある。ヒドロキシ基やカルボキシ基の保護基としてよく使われる。もののによれば、各種の還元的条件で問題なく外れるとされている。しかし基質が複雑になってくると、どうにもうまく脱保護ができない時も少なくない。 A君もそのケースだった。数十段階を踏んだ全合成の最終工程、これさ

    保護基をめぐる恐怖譚 : 有機化学美術館・分館
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