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ブックマーク / www.anotherway.jp (7)

  • 熊本大学ご一行様来訪 | Anotherway

    今週はこのペンシルバニアの田舎街まで、はるばる日から来客があった。日のインストラクショナルデザイン研究の第一人者の鈴木克明教授はじめ、熊大学教授システム学専攻の研究者の皆さんがペンステートのインストラクショナルシステムズプログラムを訪ねてきてくださった。 2年前の専攻の開設直前にも一度来ていただいていて、今回は2回目になる。今回は同専攻が2年経って修士プログラムが一巡した段階で、さらにオンラインで博士課程もこの4月から開設されるということで、こちらの教員や院生たちも興味を持って訪問団を迎えた。熊大学での取り組みを紹介してもらうセッションを行い、当プログラムの教員や大学のコースマネジメントシステム、オンライン大学の担当部署のマネージャーなど、さまざまな人たちと3日間で10数件のミーティングが行われた。 当プログラムの教員にはほぼ全員会っていただいて、従来のインストラクショナルデザイナ

  • 教育用ソフトウェアは効果がない? | Anotherway

    教育省が主導して実施された、学校教育用ソフトウェアの学習効果研究プロジェクトの中間報告書が先週リリースされた。これが教育メディア開発者や教育研究者の間で話題になっている。 Effectiveness of Reading and Mathematics Software Products: Findings from the First Student Cohort (National Center for Education Evaluation and Regional Assistance) http://ies.ed.gov/ncee/pubs/20074005/index.asp この研究では、学校カリキュラムのリーディングと算数・数学の授業で利用されている主要な教育用ソフトウェアを対象に、全米各地の学校でそれらのソフトウェアを利用した授業と、利用しない授業(もしくは従来通りの

    mayo10
    mayo10 2007/04/12
  • 教育評価の7つの落とし穴 | Anotherway

    どの分野の研究でも似たようなものだと思うが、教育分野の研究においては、新たな教育方法や、開発した教材、デザインした学習環境のもたらす効果に対する評価が問題となる。評価の観点は、その教育・学習活動に参加した学習者の学習の成果、デザインされた環境や制作物の使い勝手や利用者の満足度、得られた成果と実施にかかる費用の対比、などがよく取り上げられる。 新たにデザインした教育方法や学習環境が優れていることを説明するには、これらの評価項目において何らかの優れた点を実証することが求められる。新しい教育方法、教材への批評はまず、評価面が指摘される。「どうやってその効果を測定して評価しているのか?」と質問すれば、とりあえずは形になるので、その質問を言い放って威張っているだけの人たちも学会に行けばたくさんいる。だが、だいたい評価云々しか言うことのない人のほとんどは、自分自身が評価というものを理解しているわけでは

  • 第ニ作目進行中 | Anotherway

    一冊目の執筆作業は残りが再校だけでだいたい落ち着いたので、第二作目となる翻訳書の作業を格的に進めている。一日に3~4時間翻訳作業にあてて、それを毎日粛々と続けている。慣れてきたおかげで、だんだんペースが上がってきて、週当たりの作業量が2倍になった。1月いっぱいかかると見積もっていたところを二週間前倒しで作業を終えることができそうだ。 自分が翻訳の作業をしていると、人の訳文に対する見方が変わる。前は気にならなかったような訳し方の拙いところが見えて気になったり、うまい処理の仕方に気づいて参考にしたりと、今までは吸収できなかったことが吸収できるようになる。自分のスキル自体がまだ拙いため、上達の余地が大いにあって、今は何をやっても上達につながるという感じで楽しく仕事ができている。何より、面白いを選んでよかったとつくづく思う。とりあえず訳していて面白いので、その面白さをうまく表現したいというとこ

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    mayo10 2006/12/22
  • ブレンデッドラーニングと聞いたら逃げろ | Anotherway

    ここ最近、オンライン教育と教室での対面教育を組み合わせた「ブレンデッドラーニング」が、新しい教育ソリューションであるかのように取り上げられている。しかし、eラーニング界の大御所であるロジャー・シャンクはそうした状況を「ブレンデッドラーニングと聞いたら逃げろ」と批判している。 シャンクの考えを要約すると次のようになる。 「ブレンデッドラーニングという時、教室での対面教育は対人的なインタラクションが必要な教育を行ない、eラーニングは人を介する必要がない部分に利用される。人を介する必要がない学習とは、個人でできるスキル練習のような学習になるが、スキル練習にはシミュレーションのような手間とコストを掛けた教材が必要である。もしそういう教材をきちんと作れば、教室での教育は不要になるのでブレンデッドである必要はなくなる。そのため、わざわざブレンデッドと称している講座のeラーニング部分は、コストをかけずに

  • Learning by doing | Anotherway

    シリアスゲームワークショップ「コンピュータゲーム英語を学ぶ」も二週目に入り、参加者の皆さんとのやり取りも順調に続いている。参加者の方々が熱心に取り組んでいただいているおかげもあり、自分としては期待以上の手ごたえを感じている。学習の場をデザインする専門性を磨くには、実際にやってみるのが一番力がつくということをあらためて実感した。 インターネットラジオステーション「ライフロングメタル」も2回目の更新を行なった。選曲時にそのバンドの出身地を確認したり、ラジオのシステムの機能を使いこなせるようになったり、いろいろと学ぶことが多い。アメリカと日だけでなく、ノルウェーやスウェーデン、ブラジルやペルーにまでリスナーがいる。聴取時間も述べ100時間を超えた。アメリカの片田舎にいる日人がかけているスカンジナビアンメタルやジャーマンメタルの曲を、その場の国の人々がわざわざ聴いてくれているというのは、な

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    mayo10 2005/10/12
  • Dr. William Lee講演 | Anotherway

    10/15(水)に、”Multimedia-based Instructional Design”(邦訳:「インストラクショナルデザイン入門」)の著者のDr. William Leeの講演があったので参加した。彼はPenn StateのINSYSプログラムの卒業生で、大学からOutstanding Alumniの賞をもらって記念講演をしに来たそうだが、公式行事の前に、INSYSの人々向けに1時間の講演をしてくれた。ちょっと早めに会場に着いたら、Dr. LeeとDr. Dwyerが二人だけで談笑していたので輪に加わった。ぼくが日人だということを知ると、「インストラクショナルデザイン入門」が出版されたことに触れた。もちろん知っている、日ではIDの参考書はあまり出ていないのでみんなあなたので勉強していると思うよと話すと、シンガポールや中国あたりでも出版されて、他にも数国で翻訳される予定があ

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    mayo10 2005/06/29
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