VBAに限らず全てのプログラミング言語で言えることだが、コード中に値(あたい)が直接登場することは無い。 最近、「値とは何か」ということを掘り下げて考えることがあり、ようやくこの結論に行きついた。 たとえば、数字の「1」。これは一般的に値だと理解されるが、表面的には単なる文字にすぎない。 「ひとつ」という概念を表した文字だ。 「1」という値が現れるのは、その文字を見た人の頭の中である。 値は確かに存在するが、書かれた文字は単なる記号でしかない。人が理解することで、初めて値が現れる。 プログラミングにおいても同じことが言える。 コンピューターは物事の概念を理解しないが、しいていえばコンピューターにとっての値とは、CPUが直接処理可能な「電気信号」である。 ただしブログ上に電気信号を書き表すというわけにもいかないので、便宜上スイッチのON・OFFを1と0で表した二進数で説明する。 たとえば次の