ローマ法王の「空位」にあわせて発売された切手=ロイター 【ローマ=石田博士】ローマ法王ベネディクト16世が退位したバチカン(ローマ法王庁)の郵便局が、法王の空位にあわせた切手を発売した。しま模様の傘と重ねられた鍵であらわす「空位」の紋章や、2013年を示すローマ数字などのデザインだ。空位期間のみ使えるという。 約600年ぶりの存命中の退位でもあり、観光客や信者らが買い求めている。次期法王を決める選挙「コンクラーベ」の日取りについて話し合う枢機卿会議は4日から開かれる。 前法王が昨年12月に始めたツイッターは、ペンネームにあたるアカウントが凍結され、表示名は「空位」となって、過去のつぶやきはすべて消された。最後のツイートは2月28日午後、「暮らしの真ん中にキリストを置くことから生まれる喜びと、いつもともにありますように」だった。ツイッターの今後は、新法王が決めるという。 関連記事ローマ