Pepperとは、ソフトバンクロボティクスのパーソナルロボットのこと。日本の生産年齢人口は1995年の約8700万人がピークで、2014年には8000万人を割り込んだ。しかし、1984年に1億2000万人に達した総人口は、2025年ころまでは大きく減らない。食いぶちは減らないのに働き手が減ってしまうのだ。子どもは働かせられないから、このギャップを埋める方法は、男性がもっと働く、女性が働きやすい社会にする、正式に移民を受け入れる、働けるうちはずっと働く、ロボットにできることはロボットに任せる、の5つしかない。 もちろん、どれにもデメリットがある。長く働いた分給料が増えるか、子どもを産んで育てやすい社会を実現できるか、異文化と平和に共存できるか、若者が非正規雇用のままにならないか、かえって人間の仕事が減らないか。しっかり議論すべきだが、日本人は政治や社会の問題を語りたがらない。もっとも可能性が