【モスクワ時事】旧ソ連・ロシアを通じ「20世紀最高のバレリーナ」と称賛され、2日に89歳で死去したマイヤ・プリセツカヤさんの葬儀について、所属していたモスクワのボリショイ劇場は3日、最後に暮らしたドイツで親族・友人だけによる密葬が行われると発表した。 劇場のウリン総支配人によると、遺言に基づき火葬に付される。夫で作曲家のロジオン・シチェドリン氏(82)の存命中は遺骨を保管し、後に夫妻共にロシアの大地に散骨する。東方正教の影響が強いロシアでは土葬が一般的。 ボリショイ劇場では3日のバレエ公演前、観客が黙とう。劇場前には献花台が置かれた。90歳の誕生日となるはずだった11月20日には、追悼公演が行われる。