前稿で遠くエディンバラまでオペラ《修道院での結婚》を観に赴いた折の些末な思い出を書いたら、なんだか俄然プロコフィエフが聴きたくなり、矢も楯も堪らなくなる。我ながら単純な行動心理であるわい。折角だからスコットランド勢の演奏で。 "Sergei Prokofiev -- Swensen/SCO" プロコフィエフ: 古典交響曲 ヴァイオリン協奏曲 第二番* 五つの旋律 (独奏ヴァイオリンと弦楽合奏用、スウェンセン編)* ヴァイオリン/ジョゼフ・スウェンセン* ジョゼフ・スウェンセン指揮 スコットランド室内管弦楽団 2003年3月15、16日、エディンバラ、アシャー・ホール Linn Records CKD 219 (2005) →アルバム・カヴァー このディスクは昨冬にも紹介したが、改めて拙レヴューを再掲する。 このアルバムは今日かけたどのCDよりも古風で甘やか。特に新奇なプロコフィエフ像が打ち