<パリオリンピック(五輪):柔道>◇27日(日本時間28日)◇女子48キロ級◇決勝◇シャンドマルス・アリーナ 【写真】メダルセレモニーで涙が止まらない角田 【パリ28日=木下淳】日本柔道の女子最年長31歳11カ月で初出場した角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が、日本の夏季五輪通算500個目となるメダルを、今大会「金」第1号で彩った。世界選手権3連覇中の女王が、5戦中4戦で勝利につなげた「ともえ投げ」と「関節技」。信じた武器が、念願の頂点に導いてくれた。 ◇ ◇ ◇ 優勝の直後は控えめだった角田も、金メダルを手にすると涙がこぼれた。女子最軽量級で谷以来20年ぶりの金メダル。「重圧に弱いので目を背けてきたけど…(笑い)。偉大な方に近づけるのか怖さと不安があったけど、つなげてよかった」と喜んだ。今月15日、最終調整で号泣しながら不安を打ち明けた今井優子コーチとも試合後に対面。また泣