翻訳ストレッチでは、毎日15~16冊の中から3冊、とっかえひっかえ5分ずつ音読しているのだが、たまたまここに来て何冊か読み終わり、さて次は・・・と考えているうちに、今年は三島没後50年で映画も見たし、読本も数々出されているので、音読教材に入れて改めて読み始めたのが今日。恐らく学生時代に「見栄」で読んで以来なので、40年以上ぶりになるのではないかな。するとほぼ冒頭近くにこうあった。 (以下引用) 私はここでこの「文章読本」の目的を、読む側からの「文章読本」という点だけに限定した方が、目的も明確になり、素人文学に対する迷いを覚ますことになるとも思うのです。(「第1章 この文章読本の目的」三島由紀夫著『文章読本』(中公文庫)p10) え~!!!とかなりのショックを受けた。だって、「文章読本」って、文章の「書き方」に関する手引き書だとず~っと思い込んでいたからだ。もしかしたら僕が「読本」という言葉