もし2年前に「あなたは2年後、何をしていると思いますか?」と聞かれていたら、「毎日机に向かって論文を読み、8万ワードの論文のための研究計画書を書いている」と答えることは絶対になかったでしょう。しかし現在の私は、まさにこの答えのような生活を送っています。驚きなのは、私がその生活を楽しんでいるということです。 「なぜ博士課程に?」という問いに答えるには、「なぜ心理学なのか」という原点に戻る必要があります。11年生の科目選択のときに、母から心理学を勧められました。それをきっかけに心理学が大好きになり、12年生のときにも心理学を履修し、将来は臨床心理士になることを夢見ていました(当時は、心理学にそれ以外の職があることを知らなかったのです)。そのような経緯で、大学での最初のコース選択のときに、私は心理学士(優等学位)を取得するためのコースを選びました。 「将来何になりたいですか?」という質問は、多く