2019年7月19日 日本銀行金融機構局 全文 [PDF 1,864KB] 要旨 2018年度の銀行・信用金庫決算の特徴は、次の3点である。 第一に、当期純利益は、大手行、地域銀行、信用金庫ともに、減益となった。いずれの業態でも、国内貸出利鞘の縮小が続いたことに加え、信用コストが増加に転じたことも利益を押し下げた。 第二に、基礎的収益力を示すコア業務純益は、信用金庫ではバブル崩壊以降のボトム圏で幾分増益となったものの、いずれの業態でも減少傾向が続いている。国内貸出利鞘の縮小に伴い貸出関連の資金利益が、また投信販売の低調等を背景に非資金利益が、それぞれ減少したことに加え、地域銀行では有価証券関連の資金利益の減益も下押し要因として作用した。 第三に、金融機関の自己資本比率は、緩やかに低下したものの、規制水準を十分に上回っている。 日本銀行から 本レポートの内容について、商用目的で転載・複製を行
![金融システムレポート別冊「2018年度の銀行・信用金庫決算」 : 日本銀行 Bank of Japan](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/29c45017e6233c463562530928f9250c9d170731/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.boj.or.jp%2Fcommon2%2Fimg%2Fcommon%2Fog_img.jpg)