国の2018年の人口動態調査(推計)によると、全国の婚姻数59万組に対し、離婚は20万7000組。一方では婚姻関係を維持しながら、夫婦関係を見直す人たちもいる。その選択肢は「卒婚」と呼ばれている。 主に 40 代から 60 代が選択する夫婦のあり方で、「お互いの生活時間を大切にしたい」などの理由から、別々に暮らすケースも少なくないという。実際に卒婚を果たした夫婦の話から、現状を取材した。(取材・文:樺山美夏、写真:葛西亜理沙/Yahoo!ニュース 特集編集部) 東京で一人暮らしをしている作家・コンサルタントのやましたひでこさん(65)は、「卒婚」7年になる。石川県にある夫の実家で義理の両親と暮らしていた30代の頃、ストレスから白血球が減る病気になり、髪が抜けてやせ細った。モノを捨てられない義父母の散らかり放題の住空間と古い価値観に耐えきれず、同居をやめたのは30代後半。それから、自分の生き
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