国際オリンピック委員会(IOC)の第138次総会が20日、都内のホテルで行われ、終了後に大会組織委員会の橋本聖子会長(56)と武藤敏郎事務総長(78)がメインプレスセンター(MPC)で会見した。 海外メディアから今後、新型コロナウイルス感染拡大で、開催中での中止や延期の可能性について質問があった。武藤氏は「今の段階では感染拡大するかもしれないし、収まるかもしれない。具体的には、そういう状況が出てきた時に考える」と話すにとどめ、検討に入る感染者数の目安など具体的な説明はなかった。
東京オリンピック(五輪)開閉会式の音楽担当だった小山田圭吾氏(52)の辞任で、ネット上では後任に名乗り出るミュージシャンや、推薦するファンの声などで盛り上がり始めている。 ツイッター上では「小山田圭吾の後任が小沢健二だったら激アツ」「どう考えても佐村河内氏しかないだろう」など、“推し”の候補者名が続々とあがっている。 そんな中、グループサウンズ末期の70年代から「近田春夫&ハルヲフォン」「近田春夫&ビブラトーンズ」をはじめ、歌謡曲やヒップホップなどさまざまなジャンルで長年にわたって活躍してきた近田春夫は、自作の非公式テーマソング「近田春夫のオリパラ音頭」をひっさげ、猛アピール。 19日にはツイッターで「近田春夫オリンピックパラリンピックをなんとして成功させたい一心であります。何度もいいます。会場でナマでノーギャラで熱唱します。関係者各位へ」と呼びかけ、「小山田圭吾。あとは俺が引き受けた。安
国際オリンピック委員会(IOC)の第138次総会が20日、都内ホテルで始まり、トーマス・バッハ会長(67)が登壇した。 冒頭「ついにここまで来ました。東京で結束し、リアルでお目にかかれている」と述べ、オンラインではなくオンサイトで終結した委員らにあいさつ。3日後の東京オリンピック(五輪)開幕に向けて「開催できるのは、英雄的な努力が成されたからです。医療従事者やボランティアの皆さんが真の英雄だ。日本国民の皆さん、世界の皆さん、新型コロナウイルスに感染された皆さんもそうだ。(出席者へ)ご起立ください。亡くなられた方々に1分間の黙とうをお願いしたいと思います」とし、冥福を祈った。 続けて「菅義偉総理、その前の安倍晋三総理、小池百合子都知事、そして偉大なオリンピアンである(大会組織委員会の)橋本聖子会長、森喜朗前会長のリーダーシップで、ここまで来られた。五輪の創始者であるピエール・クーベルタン男爵
来月23日に国立競技場で行う東京五輪の開会式に観客上限の1万人に加え、別枠で大会関係者を入れる方向で調整していることが17日までに、政府関係者への取材で分かった。政府は東京五輪・パラリンピックの観客上限を1万人とする方向で調整中。大会関係者を別枠で入れれば客席利用者実数は大幅に上限を超える。 開閉会式の会場に招待される参加者は国際オリンピック委員会(IOC)委員ら五輪ファミリーに加え、各国首脳や各国際競技連盟(IF)会長、スポンサーやその招待客ら多岐にわたる。関係者によるとその数は1万人規模といい、観客上限の枠に収まらない。 定員の上限と同じ規模の関係者が別枠で客席にいては、上限を設定した説得力に欠ける。また開閉会式のチケットは倍率が高くプラチナ化した経緯もあり、再抽選を強いられる可能性があるチケット保有者の納得が得られるかも不透明だ。 一方でスポンサーは多額の協賛金を支払っている。利害関
台湾が22日からメキシコで行われる野球の東京五輪最終予選の出場を断念したことが3日、分かった。 同予選は当初、6月16~20日に台湾で行われる予定だったが、同地域での感染拡大で開催を返上。さらに5月25日に台湾プロ野球のCPBLが新型コロナウイルスに対する健康面への懸念からプロ選手の参加断念を表明していた。その後は台湾野球協会がアマチュア主体のチーム派遣を検討していたが、一部選手がコロナ禍での予選出場に同意せず、台湾での事前キャンプ実施の見通しも立たないことなどから、最終的に不参加を決めた。 台湾は世界ランク4位。過去5度、五輪に出場し、92年バルセロナ五輪で銅メダルの日本を上回り、台湾史上最高成績となる銀メダルを獲得していた。 同予選にはオーストラリア、オランダに米大陸予選(5~6月、米フロリダ州)の2、3位を加え、4チームで最後の切符を争う。同予選に出場権のあった中国もすでに辞退してい
米ミネソタ大学感染症研究政策センターのマイケル・オスターホルム所長が26日、米CNNテレビのインタビューで開幕まで2カ月を切った東京オリンピック(五輪)について、現状の計画は最良の科学的根拠に基づいていないと語った。その上で「中止」という良い知らせを多くの人が望んでいると踏み込んだ。 理由として、世界200カ国余りから1万5000人の選手が集まるイベントにおいて、ワクチンの接種が義務付けられていないことを指摘。国によっては大会までにワクチンを受けられない選手がいるほか、およそ半数の国で18歳以下への接種が認められておらず、接種可能な年齢に達していない選手が多くいることを挙げた。 2つ目の理由として、最近になって米疾病対策センター(CDC)が新型コロナウイルスは空気感染する可能性を認めたことを指摘。その上で、選手の競技場への移動や宿泊施設での相部屋、食堂の利用でどう感染を防ぐのかが不透明であ
横浜市戸塚区で姿をくらましたアミメニシキヘビ(全長約3・5メートル、重量約13キロ)の捜索で、横浜市戸塚消防署と地元消防団は16日、3日間で延べ300人態勢での捜索を終えたが、発見には至らなかった。 ヘビがいなくなった戸塚区のアパートの周辺を「消防団のみなさんには、クーラーの室外機や自販機の下などちょっとしたすき間を見逃さない習慣は身についたと思います」と3日間指揮をとった鈴木進(しん)消防団長は今後の見回りにも役立つ収穫はあったとした。 では、どこに潜んでいるのか。日本爬虫(はちゅう)類両生類協会の白輪剛史理事長は「灯台もと暗し」なのではないかと推測した。ヘビの行方が分からなくなった6日以降、日々の平均気温は17・2~22・5度とアミメニシキヘビの適温とされる28度以上からはほど遠い。「移動しただろうと、屋外に目を向けているが、飼い主の住んでいたアパートの階段踊り場天井の天板がはがれてい
全国の高校球児で唯一無二のナックルボーラーの桜井・岡本斉悟投手(3年)が健闘むなしく、敗れた。独特に揺れ動く変化球を操る。本領発揮したのは勝ち越した直後の5回1死一、二塁。バントミスを誘ってポップフライになり、一塁走者も戻れず、ダブルプレーでピンチを脱出した。 「あれは揺れてくる球です。ほぼ運です。真ん中めがけて投げて相手に振ってもらわないといけない」 奈良・橿原中では直球も用いていたが「高校は直球が通用しない」との思いからナックルボーラーとして生きる道を選んだ。小学校の頃に握りを教わり、1つの球種として用いていたという。この日は100球のうち、実に98球がナックルだった。山なりの軌道で揺れ動く。球は緩く、けん制球やイニング間のキャッチボールの方が速いほど。直球の最速は112キロで、この日投げた2球も見せ球だ。 必死に粘った。1回、制球が定まらず3四球から1点を失った。3、4回も1点ずつ失
東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)が3日、日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で、女性蔑視と取られる発言をした。約40分に及んだ言葉を掲載します。 ◇ ◇ ◇ 余計なこと申し上げましたが、今日、本当はお願いに来たわけです。いよいよ、JOCのお力を借りて、スポーツ協会の方のお力を借りて、五輪目前であります。あと半年です。ぜひ実現をしたい。今日もですが、見出しをみていると「森が謝った」とか「早く辞めろ」とか、そういう記事がたくさんばかり出ています。こないだまで悪口は山下さんばかりだったんだけど、最近は私か菅さんとどっちが多いかというぐらい悪者になってますね。うちの家内にこの年になって「総理の時は我慢していたけれど、総理の時よりも悪口を言われるということはよっぽど悪いことをしているんですか」と言われるんですが、切り取るところが、悪いんだろ
元プロ野球選手に新たな肩書が加わった。元ロッテ投手の香月良仁氏(36)は1月1日付で、熊本市のeスポーツ専門企業「e-spear(イースピア)」の代表取締役社長に就任した。 16年にロッテを退団後、古巣である熊本ゴールデンラークスに戻り、兼任コーチやフロント業務を担った。20年にラークスを運営する鮮ど市場を退社。自らの会社である「R&Associates」を立ち上げ、第2の故郷である熊本を拠点に、スポーツ事業、環境事業など、幅広く活動している。今回、イースピア側の要請を受け、就任を受諾。社長業を兼任することになった。「僕もeスポーツには可能性を感じていました。野球の衰退が叫ばれている中、何かできないか? と考えていたんです」と、eスポーツの面からも野球振興に力を入れていくつもりだ。 と、ここまでは、もしかしたら、それほど目新しい話ではないかもしれない。香月氏の取り組みで斬新なのは「野球」「
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)が延期に伴い2度目の五輪イヤーとなる新春インタビューに応じた。新型コロナウイルスは感染が再拡大し一寸先は闇だが大会開催について「中止にはできない」と断言した。今春、政府から無観客の指示が下ったとしても「工夫してやるべきだ」と語った。【取材・構成=三須一紀、木下淳】 -感染が再拡大している。政府は来春に観客入場制限の有無を決めるとしているが具体的にはいつか 「3~5月。最終的には5月でしょうが、それより前かもしれない」 -感染状況次第では最悪、無観客でも開催すべきか 「もう中止はできないから、たとえ無観客という指示が出たとしても工夫してやるべきだ。昨年1年間、無観客のイベントや無出社でテレワークするなど日本は工夫してやってきた。どんな苦難があっても乗り越えられる。明日の箱根駅伝に注目している。無観客で開催するというが、沿道の観
6月30日から今月5日まで新宿・シアターモリエールで上演された舞台「THE★JINRO イケメン人狼アイドルは誰だ!!」の出演者やスタッフ計12人と観客2人が新型コロナウイルスに感染していたことが、10日までに明らかになった。主催者が発表した。 同舞台に出演した俳優山本裕典(32)の所属事務所はこの日、公式サイトで山本が新型コロナ検査で陽性と診断されたことを発表。同公演をめぐっては7日にダンスボーカルグループ「Super Break Dawn」のTAKUYAに陽性反応が出たことが判明し、出演者やスタッフがPCR検査を受けたという。その後相次いで「イケ家!」の松村優、「AIRPEN」のKOCKYとRYOらの感染が明らかになっていた。9日には同舞台の公式サイトで、6月30日の昼公演、7月4日の昼夜公演を鑑賞した2人の観客からも感染報告を受けたことを明らかにしていた。 主催社は「保健所から、全キ
コロナ禍が、ナニワの食文化も変えた-。大阪府の吉村洋文知事が特措法に基づく休業要請などを部分的に解除する基準「大阪モデル」をもとに、解除に踏み切る方針を示して一夜明けた15日、休業中の大阪の老舗、串カツ店「串かつだるま」は、独自ルール「ソースの2度漬け禁止」の共有ソースを変更し、新しいスタイルで16日から営業再開することを決めた。 「創業以来、91年間守ってきた大切なものですから、苦渋の決断です」。関西を中心に13店舗の「串かつだるま」を運営する「一門会」(大阪市浪速区)のエリア課長、岩城隆進さん(41)は苦しい胸の内を明かした。 だるまは、安倍晋三首相が14年、大阪視察の際に訪れたこともある名店だ。客は秘伝のソースがたっぷり入った銀色の容器に、揚げたての串カツをつけて皿に移す。一口食べて、ソースが足りないと思っても「ソースの2度漬け禁止」。これまでは仲間や家族など複数人が同じ容器を使えた
約100年前のスペイン風邪にかかったスペイン南部の107歳の女性が、新型コロナウイルスにも感染して回復し、スペイン通信は23日、2つのパンデミック(世界的大流行)を克服したと報じた。 女性はアンダルシア自治州内の高齢者施設で暮らしていたアナ・デルバジェさん。重症となり集中治療室にも入ったが、家族は23日、病院から退院許可の連絡を受け「信じられない」回復力だったと喜んだ。 デルバジェさんは子どもの頃、一家でスペイン風邪に感染。約100年後の今年3月、入所先の職員が新型コロナに感染したため訪問を禁止すると家族に連絡があった。その後、入所者の検査で本人の感染も判明し、入院した。 家族らは入院中、医療関係者の協力を得て、テレビ電話をしたり、動画や写真を送ったりしてデルバジェさんを励ましたという。(共同)
1919年に生まれて間もなくスペイン風邪のパンデミック(世界的大流行)で双子の兄弟を失った米東部ニューヨーク州ロングアイランドの男性(100)が17日、新型コロナウイルス感染症で死去したことが22日分かった。米メディアが伝えた。 孫(39)は「祖父は『歴史は繰り返す』が口癖で、パンデミック再発の可能性も認識していた」と語った。 男性はフィリップ・カーンさん。1919年12月に生まれて数週間後、双子の兄弟サミュエルさんがスペイン風邪で死去した。太平洋戦争では戦闘機の副操縦士として硫黄島(東京都小笠原村)の戦いに加わった。 戦後は電気技師としてニューヨーク・マンハッタンの世界貿易センタービル(2001年の米中枢同時テロで崩壊)建設に携わった。高齢者施設に入っていたが、今月に入り感染が確認された。(共同)
プロ野球の大洋、ヤクルトで監督を務めた関根潤三氏が死去したことが9日、分かった。93歳。 関根氏は1927年(昭2)3月15日、東京都生まれ。日大三中(現日大三高)から法大に進み、投手として東京6大学リーグ通算41勝。49年10月には、来日した米3Aサンフランシスコ・シールズ相手に延長13回を投げ抜いた。50年近鉄入団。投手として通算65勝を挙げ、57年に志願して打者に転向。打者としては通算1137安打、59本塁打を放った。防御率10傑入り1度、打撃10傑入り5度を記録。オールスターには5度出場し、53年は投手、63年は外野手としてファン投票選出。65年に巨人で1年間プレーし引退。引退後は70年の広島打撃コーチ時代に山本浩、衣笠らを育て、巨人では75年ヘッドコーチ、76年2軍監督。大洋(現DeNA)、ヤクルトでは監督を務めた。03年には野球殿堂入りを果たしている。 ◆関根潤三(せきね・じゅ
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、大阪府知事が週末の外出自粛要請をした。土曜の28日朝、百貨店が臨時休業するなど大阪市の街はいつもと違う顔を見せたが、行き交う人は「休日だけ外に出なくて何か変わるのか」。マスクを求める人が行列を作った。 食料品売り場の従業員が感染した高島屋大阪店。南海電鉄難波駅前の店頭には臨時休業を知らせる紙が張られ、足を止めて見入る人の姿があった。近くの劇場で清掃をしている70代男性は「しばらく仕事がない。外出自粛よりも生活支援に動いて」と注文を付けた。 ドラッグストアでは40人程度が店の前で開店を待っていた。マスクを買いに来ていた大阪府箕面市の男性(39)は「外出自粛は無理。平日には並べない」と要請に懐疑的だった。 大阪の玄関口、JR新大阪駅は人がまばらで、近くの飲食店に勤める30代女性によると、今週は通常の半分以下の人通り。売り上げも落ちており「いつまでこんな状
秘書に「このハゲー!」など暴言を浴びせるなどしたとして、傷害と暴行の疑いで書類送検(不起訴)となり、17年10月の衆院選で落選した、元衆院議員の豊田真由子氏(45)が9日、フジテレビ系「バイキング」(月~金曜午前11時55分)に生出演した。同氏は09年に新型インフルエンザに対処した元厚労相官僚として、新型コロナウイルスの特集でゲストコメンテーターとして登場した。 豊田氏は騒動以来、メディアには、ほぼ出演しておらず、登場直後は緊張の面持ちだった。司会の坂上忍から「ハーバードの公衆衛生学を、ご勉強なられた。大阪での新型インフルエンザの時は、担当外交官として世界保健機関(WHO)相手に調整された超専門家」と紹介された。坂上が「不手際があったとしたら、ハゲ2人を用意していますので、このハゲと言ってもらったら」と言い、東国原英夫氏とブラックマヨネーズ小杉竜一を紹介すると、豊田氏は苦笑い。「その節は、
#休校になった君たちへ-。1日に高校を卒業したロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)が4日、次なるステップ「対打者」に向け、投球を再開した。12年間の学校生活でビッグになった卒業生は“在校生”の子どもたちへメッセージを贈った。プロ19年目の西武栗山巧外野手(36)は、すでに名案を実行していた。野球少年でもある自身の子どもにオープン戦のリポート作成を提案。休校で空いた時間を有効活用させる。 ◇ ◇ ◇ 休校になったわが子へ、名案はすぐに伝えた。栗山は無観客試合が決まると、少年野球でプレーしている小学2年生の子どもに言った。西武のオープン戦をテレビで見て、リポート作成することを。「パ・リーグTVとかで見られるから書いてみろ、と。野球が好きなんだからやってみなって言ったんです。好きな選手、好きなプレー、良かったと思ったところでもなんでもいい。いつも話していることを書いてみな
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