アカデミアの世界では、みんなが教授を目指して頑張っている。 何故、教授になりたいかというと、一義的には誰にも命令されず自分の好きなことをしたいからだ。 但し、日本以外ではこの目的は教授にならなくても達成できる。 こういう立場を英語ではprincipal investigator、略してPIと呼ばれるが、職務の階級を 教授 > 准教授 > 助教 とすると、 アメリカ・欧州だと助教の時点ですでに独自のプロジェクトを独自の予算で持てるようになっている。年齢的には30代前半くらい。 日本だと教授にならなければ無理。年齢的には早くて40代前半くらいか。30代で教授になる人もいるが稀。 最近では理研など独立研究機関でPIに相当する独立職が用意されているが、学部と切り離されているため学生が来ない問題を抱えている。 昔は研究者を志向している人の人数自体が少なかったので、丁稚奉公で教授に仕えていると例え同じ