(CNN) 平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開幕が間近に迫った韓国と北朝鮮でインフルエンザが流行し、選手や観光客の間に不安が広がっている。 世界保健機関(WHO)の23日の報告によると、北朝鮮では昨年12月1日から今年1月16日までの間に12万6574人がインフルエンザのような症状を発症し、8万1640人はA型(H1N1)の感染が確認された。インフルエンザ関連の死者は4人に上り、うち1人は大人、3人は5歳未満の子どもだった。 一方、韓国では12月4日から1月28日にかけ、A型とB型の両方について1250人の感染が報告された。 1月20日までの1週間で医療機関を受診した患者のうちほぼ60%は、インフルエンザの症状を訴えていた。ただ、その前の週の69%に比べると減少している。 南北間ではこれまで人の往来がほとんどなかったことから、北朝鮮からウイルスが持ち込まれる事態も防止できていた。しかし北朝鮮