明かりの消える日本を読みました。激しく同意しました。 皮肉なことに、この日本という国は、教育や少子化対策を代表とするありとあらゆる将来への投資を切り詰めて、何をやっているかといえば、団塊の世代を中心としたお年寄りに資源を配分しています。 ほんとは、子供の数を増やせば、あるいは教育に力を入れて人的資源を伸ばせば、たくさんお金を稼いでもらってたくさん納税してもらえるはずなのに、全然そういうことをせず、今お金が必要なお年寄りに、年金、あるいは生活保護の形でお金を払っています。 ところが、この団塊世代、お金持ちなんです。日本の個人金融資産1400兆円のうち過半はこのおじいさんたちが持っています。なのに、このおじいさんたちは、税金で自分たちの財産を取られるのには徹底反対し、他の誰かのお金だけが徴税の対象なのだと嘯いています。 一番お金持ちの人たちが、一番貧しい人たちにお金を払い渋る世界。なんというケ