アメリカのイエレン財務長官は、記録的なインフレが続く中、トランプ前政権から引き継いでいる中国からの輸入品に課した関税措置について「戦略性に欠け、物価を引き上げているものがある」と述べ、政権内で対中関税の一部引き下げを検討していることを明らかにしました。 アメリカのイエレン財務長官は19日、ABCテレビの番組に出演し、トランプ前政権が中国からの輸入品に課し、バイデン政権が引き継いでいる関税措置について「われわれは皆、中国が不公正な貿易を行っていると認識しており、これに取り組むことは重要だ」と強調しました。 一方で「トランプ政権から引き継いだ関税の中には、戦略性に欠け、物価を引き上げているものがある。関税の一部を再構成することは、一定の負担の軽減につながり理にかなっている」と述べ、政権内で対中関税の一部引き下げを検討していることを明らかにしました。 バイデン大統領は18日、記者団から対中関税の