医療関係者がマスクをつけると感染症の予防効果があるのに、一般の方がマスクをつけると予防効果がないのはなぜでしょうか? まずマスクの種類が違うのです。 感染症の予防効果を目的として作られているのは「防じんマスク」であり、そのなかでいちばん有名なのは「N95マスク」です。ドラッグストアやコンビニで一番売られているのは「衛生マスク」です。手に入りやすい「衛生マスク」は、予防効果のある「N95マスク」とは別物なのです。 (N95マスクの一例) ではN95マスクを入手できたら、一般の方でも感染症を予防できるでしょうか? N95マスクを予防効果が出るようにきちんと使用するためには、専門的な知識と訓練が必要です。感染症に関して十分な知識と訓練を受けた専門の医療関係者のみがN95マスクで予防効果を出すことができるのです。 一般の方のマスク使用時は、多くの方がきちんと使用できていないことがわかっています。「