お面の半裸野人から、ドラム一つでポップの深遠さを追求してゆく、さすらいのジャンル超越者へ−−。15歳のころに日常の退屈とリビドーの捌け口として出会ったドラムは、しかし今では言葉よりも雄弁に彼の想いを紡いでくれる、無二の相棒だ。なにしろ、マシータはそこにいる誰よりも真面目で、いつも優しい気遣いの男。ゆえに内側に貯める熱量の激しさもハンパないこともまた、想像に難くない。それが激しさと柔軟さと奇抜なアイデアを併せ持つそのプレイ・スタイル−−NATSUMENからビート・クルセイダースに至るまでの軌跡において、私たちが確認できたあの音−−に反映されているであろうことも、だから、おのずと納得がいく。 続きを読む Maseeeta came across playing drums when he was 15, and at that time, it was just for getting ove