VDT作業(ブイ・ディー・ティーさぎょう)とは、ディスプレイ、キーボード等により構成されるVDT (Visual Display Terminals) を使用した作業を言い、一般的にはコンピュータを用いた作業を指す。 「VDT作業」は、近年のIT(情報技術)化の進展により広く職場に導入されてきましたが、その作業に長時間従事する者の中には、身体的疲労や精神的疲労を感じるものが高い割合に上るとの調査結果などがあり、労働衛生上の問題も指摘されています。 このような「VDT作業」に伴う労働衛生上の問題は、わが国の産業現場にコンピュータが導入され始めた1980年代半ばからとりあげられるようになり、当時の労働省は、昭和60年12月に「VDT作業のための労働衛生上の指針について」(昭和60年12月20日付け基発第705号)を定め、行政指導を始めました。 その後、マイクロエレクトロニクスや情報処理を中心と