●聴診器の発明 聴診器はRené-Théophile-Hyacinthe Laennec(1781~1826)が1816年に発明しました。子供たちが木の板をたたいて音を聞いて遊んでいるのを見て、心臓疾患の女児に木筒をつけてみると、心音や呼吸音が聞こえたことがその始まりと言われています。Laennecは当初、断続性のraleと連続性のrhonchusの2種類を命名しましたが、1970~1980年代にはこれらをもとにいくつか呼吸音が分類されることになりました。LaennecをLaënnecと誤表記している本もありますので注意してください。 Chast F. Laennec but not Laënnec founded anatomoclinical medicine. Lancet. 1998 May 23;351(9115):1592. ●呼吸音の分類 ちなみに「ラ音」という言葉があります