前回は、ストレスチェック制度をうまく機能させるための前提として、必要なことをまとめました。「集団ごとの集計・分析」の実施もお勧めしましたが、「結果をどう分析してよいかわからない」「結果をどう活用してよいかわからない」と、二の足を踏む声も聞こえてきます。予算がふんだんにあるならば、集団ごとの集計・分析から、その後の職場改善の方法指南まで、しっかり支援してもらえるEAP事業者を選び、活用すれば良いでしょう。社内でプロジェクトチームを組み、積極的に分析や職場改善に取り組めるならば、それに越したことはありません。ただ残念ながら、「経営者の理解を得られず、予算をもらえない」「手伝ってくれる人がいない」等々、思うような集計・分析ができないことを嘆くご担当者様もいらっしゃいます。そこで今回は、できるだけ手軽にできるストレスチェックの結果分析や、その後の活用について、考えてみたいと思います。 1.「集団ご