使用しているクラウドサービスのサーバーが物理的にアメリカにあると、スウェーデン人の個人情報がアメリカの諜報機関などの手に渡ってしまう可能性があるという問題で、コロナ禍ですっかり身近なサービスになったマイクロソフトのTeamsの使用をスウェーデンの各行政機関が見直す事態が相次いでいる。 Teamsのサーバーに保存される情報では、組織内の構造や、誰とだれが会話をしたのかが丸わかりになる。1年ほど前に欧州司法裁判所はアメリカのクラウドサービスはEUのGDPR(一般データ保護規則)が求めるセキュリティレベルに達していないという判断をしている。同様にスウェーデンの公衆アクセス法や秘密保護法にも違反する可能性があることもかねてより指摘されている。 今回Teamsの使用中止の決定をしたのは、雇用サービス庁(Arbetsförmedlingen)と税務庁(Skatteverket)。また他にも社会保険庁や
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