◆脳卒中後うつと失感情症の関連性を検証 脳卒中後うつがあると、回復の遅延につながることが報告されています。一方、失感情症は、自分の感情を理解することが難しく、さらに感情を理解しても言葉にするのが難しい状態です。 今回の研究では、脳卒中患者285人を対象に、脳卒中後うつと失感情症の関連性を検証しました。 ◆脳卒中後うつの発症には失感情症が関連 以下の結果が得られました。 多変量回帰分析によって、脳卒中後うつの発症率はBeck Anxiety Inventory、NIHSS、the Toronto Alexithymia Scale-20がより高いことと有意に関連していた。 脳卒中後うつの発症には、不安症状、身体機能、失感情症、が関連しているという結果でした。 脳卒中後うつの発症と失感情症の関連にどのようなメカニズムがあるかは不明ですが、脳の一部がダメージを受けたことによって、両方に関係する変
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