2017.07.08 | ニュース なぜアメリカの医師はワクチンを打ちたくない親を説得できないのか 敬意あるコミュニケーションのために from JAMA 子供にワクチンを打たせない親が先進国で増加 セントルイス・ワシントン大学のメアリ・ポリティ博士が、医学誌『JAMA』に寄稿した意見文で、子供にワクチンを打たせることについて医師が親に対して取るべき態度を提案しました。解説をまじえつつ紹介します。 最近の先進国では、有効なワクチンがあるにもかかわらず防ぎきれていない病気が問題視されています。 1998年に、イギリスの医師(当時)アンドリュー・ウェイクフィールドらによる論文が、MMRワクチン(麻疹・風疹・おたふくかぜの混合ワクチン)によって子供の自閉症が引き起こされるのではないかと主張しました。この論文には重大な不正があったことがのちに判明し、ウェイクフィールドは医師の資格を剥奪されました。
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