1. 適切なエネルギー(カロリー)摂取量とは 糖尿病の食事療法では、食事のエネルギーを適切な範囲に制限することで、血糖値が上がりすぎないようにするのが目標です。 身体が大きい人はエネルギーをたくさん消費します。また、力仕事をしている人も多めのエネルギーが必要です。そこで、1日に摂るべきエネルギー量は身長と労働量をもとに計算します。 まず、身長に対して標準的とされる理想体重を計算します。 理想体重(kg)= 身長(m)× 身長(m)× 22 65歳以上の人であれば、すこしゆるく考えるほうが良いとされており、最後にかける22は 22から25で良いとします。 次に、労働の強さによって決まった数字を理想体重に掛けると、1日あたりの必要エネルギー量になります。 軽労働(デスクワーク):25から30×理想体重 中等度の労働:(立ち仕事):30から35×理想体重 重労働(力仕事):35以上×理想体重 例
糖尿病の治療に、血糖値を下げるホルモンの注射があります。その応用として、”人工膵臓”と期待される装置が研究されています。ホルモンを繰り返し体内に送り込み、血糖値をコントロールするしくみのシミュレーションが行われました。 ◆グルカゴンは期待通りに血糖値を上げるか? この研究では、”人工膵臓”のしくみを再現するために、血糖値を上げるホルモンのグルカゴンを繰り返し注射したときの効果を調べました。 糖尿病の代表的な治療法に、血糖値を下げるホルモンのインスリンの注射があります。インスリンの効果は広く認められていますが、血糖値が下がりすぎると意識を失うなどの危険な状態に陥ることもあり、注意が必要です。 この研究は、”人工膵臓”からインスリンを注入して血糖値を下げるとともに、血糖値が下がったときにはグルカゴンを注入することで、血糖値を適切な範囲に維持するというしくみを検討しています。 このしくみを実現す
HDLコレステロールは検査値が高いほうが健康的と言われていますが、その中にもさらに細かい種類があります。HDLコレステロールの種類ごとに、糖尿病の発症との関連が検討されました。 ◆HDL2コレステロールとHDL3コレステロール HDLコレステロールはHDL2コレステロールとHDL3コレステロールに分けられます。HDLコレステロールが多いとその後2型糖尿病の発症が少ないと言われていますが、この研究ではHDL2コレステロールとHDL3コレステロールを別に調べています。 研究班は、34歳から75歳で糖尿病のない日系アメリカ人406人を対象にHDLコレステロールを含む検査を行ったうえ、10年後まで追跡し、その間に糖尿病が発症しているかどうかを調べました。 ◆HDL2コレステロールに関連あり 次の結果が得られました。 多変量解析において、総HDLコレステロール(1SDの増加に対してオッズ比0.72、
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