若い女性に多い橋本病(慢性甲状腺炎)は、免疫の異常により甲状腺が攻撃され、むくみやだるさなどの甲状腺機能低下症の症状が現れる病気です。診断を助ける技術として、エラストグラフィーという画像検査を使ったときの精度が報告されました。 ◆弾力性で橋本病を判別 甲状腺はのどの前面にある臓器で、全身を活発にする甲状腺ホルモンを分泌しています。橋本病でダメージを受けた甲状腺は腫れて大きくなり、触診で区別できることもありますが、わかりにくいこともあります。エラストグラフィーは特殊な超音波検査で、組織の弾力性を測定します。 研究班は、橋本病の患者50人と、橋本病ではない人40人(対照群)の甲状腺をエラストグラフィーで検査しました。 ◆エラストグラフィーで橋本病を発見 次の結果が得られました。 慢性自己免疫性甲状腺炎の患者で、シアウェーブエラストグラフィーによる定量評価は、対照群(1.63±0.12m/s)と
肝内胆管がんはがんの中でも死亡につながりやすいとされますが、その程度は発見されたときにどれほど進行しているかによって違います。東京大学などの研究班が、治療を受けた患者のデータの解析から、進行の度合いを分類する基準を検討しました。 ◆手術後の患者756人のデータを解析 この研究は、肝内胆管細胞がんの治療後の経過を予測する分類基準を作るため、肝内胆管細胞がんを取り除く手術を受けた患者756人の情報から、診断時の特徴と、その後の経過の関係を調べました。 ◆5年生存率は100% 次の結果が得られました。 全生存率のデータは、患者の生存を予測する最小P値アプローチで、2cmをカットオフ値としたときに最もよく層別化された。最大径2cm以内の肝内胆管細胞がんがあり、リンパ節転移がなく、脈管浸潤がない患者15人の5年生存率は100%であり、このコホートがT1と定義された。リンパ節転移がなく遠隔転移がない(
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