海外で使われている脳卒中のガイドライン(AHA/ASAガイドライン)では、カテーテルなどを使って行われる血管内治療の対象年齢の上限は記載されていません。今回の研究は、103歳の女性の首の動脈に対して血管内治療を行った結果を報告しました。 ◆100歳超えても大丈夫? 血管内治療は、血管にカテーテル(細い管)を挿入し、カテーテルの先にさまざまな道具を送り込むことで、血管を拡張したり、詰まった血の塊を取り除いたりする治療法のひとつです。 今回の研究では、首の動脈が塞がったことによる脳卒中の診断で入院になった103歳の女性に血管内治療を行い、その経過を報告しました。 この人は入院前は最小限の介護で生活していました。診察を受けたときには、発症から2時間が経っていました。重症度は高かったですが、画像検査に目立った梗塞はありませんでした。 ◆48時間後、機能はほとんど回復 以下の経過が報告されました。
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