HDではインターレース方式は中止され、プログレッシブ方式のみとなる。色域については、SDRの場合は従来通りのBT.709と、広色域のBT.2020の両方があり得る。HDRではBT.2100となり、デフォルトで広色域となる。これに伴い、符号化信号形式は4:2:0/10bitとされている。 4KについてはすでにBS等で実施されている方式と同等だが、4Kでも最高120Pまで定義された。 細かい話で恐縮だが、フレーム周波数に60や120などの整数値が規定されたところは興味深い。多くの人はテレビ放送は1秒間60フレームと習ったものと思われるが、正確には59.94フレーム(60/1.001)である。これは初回の東京オリンピックに向けてカラー放送が実施された際、モノクロ放送と両立させるためにほんの少しだけサブキャリア周波数をずらしたことが原因である。 モノクロ放送終了時、アナログ放送終了時に整数値に戻せ