介護を必要とする高齢者が急速に増え、同時に核家族化も進んだことで、ここ数十年の間に介護は家族だけでは担えない切実な問題になりました。そこで家族の負担を軽減し、社会全体で介護を支えることを目的に、2000年に介護保険制度が施行。その後、財政状況や高齢化の進行状況などを踏まえ、3年に一度のサイクルで見直しが行われています。 2024年はその介護保険改正の年ですが、費用に関わることも多いので、介護をしている方は気が気ではなかったかもしれません。今回の相談者・恵美子さんも、前回の改正で痛い思いをしたため、戦々恐々としていたのだとか。話を聞いてみましょう。 前回記事 どうする?高齢家族の住まい問題、サ高住からURまで安心の見守りつき賃貸を一挙公開!>> 先日テレビを見ていたら、「この春から変わるもの」というタイトルで、春から値上がりする食品や新たな制度が紹介されていました。その中で、年金が実質2.7