オープンソースのIP-PBX「Asterisk」に再び注目が集まっている。対応するIP電話サービスの登場や、使い勝手の向上が図られるなどしたためだ。なかでもCTIでのコストメリットは顕著だ。 国内メーカーの電話機も利用可能に AsteriskベースのIP-PBXはこれまで日本では普及していなかったこともあり、電話機もAsterisk対応として実績が豊富な海外メーカーの製品が使われることが多かった。だが、次第にユーザーからは「日本語対応の電話機が欲しい」というニーズが高まっている。 ナカヨ通信機・営業統括本部IPS開発営業部課長の豊田雅彦氏は、「故障時の対応に安心感のある国内メーカーを希望される方が多く、当社のSIP電話機を利用したいという問い合わせが増えてきた」と明かす。 国内大手メーカーのIP-PBXの場合、他社のSIP電話機をつなごうとしても、各社がSIPの拡張部分に独自に手を加えてい